日本の住宅で主な建てかたの方法は今知られているのでざっくりと二つの方法があります。一つは在来工法といい、昔から日本であった住宅の建てかたです。それは木で柱を作り、家を骨組みのように形作ってから一気に屋根まで作ってしまう方法です。
柱と梁で家を支え、その他の壁などの部分は土などで固めていたのは木を沢山使わないようにした工夫の一つとも言われています。また春夏秋冬などで季節によって湿度や天候が大きく変わる日本では早めに屋根を作ってしまい家の中を湿らせないためという考え方もあります。
一方でツーバイフォー工法というのがありますが、これは主に欧米で用いられた工法で、面で家を支える事を主とした方法です。壁式構造のいいところは地震の揺れに強いと言われています。機密性が高く耐火性、断熱性に優れていると言われています。
ただ、面でささえるため、窓はあまり大きく作れません。在来工法の良いところは自由な間取りが作れるため色々なプランを設定でき、窓を広く設けることができます。在来工法の方が日本の風土に合っていて長持ちするとも言われていますが、結局はメンテナンス次第だとも言われています。
どちらがいいか家を建てる時に悩むところですが、双方に長所があり、長期的に見てどちらの建てかたがそれぞれの考え方に近いかで決めても最近は大きな違いはないそうです。結局信頼できるハウスメーカーに建ててもらえばどちらもそれなりに丈夫な家になります。日本の場合在来工法の建ててる数の方が多いのですが、ツーバイフォーも浸透してからある程度の年月は経っています。恐らくどちらもそれなりの実績があり、実際に両方の建て方で住んでいる人の話を聞くのがよりわかりやすいと思います。
在来工法の場合はリフォームがしやすいという長所もありますが、実際建て替えてしまう住宅が多いので、その点もどちらがいいかどうかというのはあまり差がないかもしれません。理想の家を建てたい場合はその辺りは実際に建っている建物を数多く見ることが一番良いと思います。