私は中学時代、両親の離婚をきっかけに一生私は独り身で生きて行くと決めました。
普通の家族とは違い、複雑な家庭だった為か「結婚」という言葉や「離婚」という言葉、「不倫」や「浮気」という言葉には思春期の頃の自分には、強かった様に思えます。
ですが、最近の心の変化がありました。
高校に入学して少し距離のある学校に通い始めました。
友達付き合いも変わり、友人の友人伝いで知り合いも増えていきました。
そんな時に16歳、17歳で高校を辞め、結婚して子供を産むという子がチラホラ見え始めます。初めは理解できませんでした。
子供やら旦那やらに、その様な若さで時間を取られる事が何がいいのかと思っていました。
私の周りには小さい子供がいる環境ではなく、正直いえば子供は苦手でした。
ですが、友人から「産まれたから見に行こうよ。」と誘われて渋々見に行くことにしました。目も空いてなく、小さな小さな命を目の前にして一瞬にして私の世界は変わります。
「私も自分の子供が欲しい」
と、心から思うようになりました。
両親の離婚をきっかけに家族すらも信じられずにいたそれまでの人生でしたが、まったくの逆の考えになりました。
それからというもの、恋愛というものにも興味を持つようになり、見た目は悪くなかったので何度かお付き合いをするようになりました。
勿論失敗もありましたが、高校卒業後運命の人と出会いました。
それが今の旦那様なのですが、私が想像していた自分の父親だけが男ではなく、こんなにも気を使えて優しく時には叱ってくれて、考えてくれる人がいるのかと思いました。
理解出来ない事も沢山あります。
納得いかない事もあります。
結婚なんてしなければよかったと思う事もあります。
ですが、そんなのを乗り越えてこそ、結婚なのかなと私は思います。
人生ずっと幸せな人はいません。
でもずっと不幸な人もいません。
不幸と思っても、それを幸せに変えれる力を持ちたいと私は思いますし、私の周りにもおしえてあげたいと思います。
